英語が1日でも早く話せるようになりたい。その気持ちすごくわかります。
著者も以前はそのような気持ちを毎日持っていました。
この記事では、日本人がどうすれば日本語を話せるようになるかについて、そのマインドセットを4つ紹介します。単語や英文法といった具体的なことは全く出てきません。
具体的には、イングリッシュブレークスルーという無料英会話教材の中で、開発者のサチン・チョードリーさんが語っていた全4時間にもなる動画から必要な情報をまとめたものになります。
これから英語の勉強を始めようと思っている方、スピーキングに伸び悩んでいる方にとって少しでも参考になれば幸いです。
イングリッシュブレークスルーとは!サチン・チョードリーさんが日本人に必要なマインドを伝授してくれる
イングリッシュブレークスルーとは、インド人の実業家サチン・チョードリーさんによって開発された、日本人のための英会話学習メソッドです。
外国人とコミュニケーションが取れる人材を100万人にまで引き上げる」という理念の下、英語初心者の方たちに向けて画期的な勉強方を紹介しています。
スマートフォンで視聴が可能な1時間弱の動画が4本と、ライン@でのサチン・チョードリーさんを追加すれば1日1フレーズ、基礎的な英語の表現の型を学ぶことができます。
動画の中で教えているのは、単語や文法ではなく、マインドセットです。
マインドセットと目標設定さえ間違えなければ、自信を持って英語を話せるようになると開発者のサチン・チョードリーさんは強調します。
日本人に必要なマインド① 完璧は英語は誰も求めていない
英語が話せないと悩んでいる方たちで多いのが、ネイティブが話しているような英語を目指していることです。
決してダメではありませんし、通訳や翻訳の場ではいわゆる完璧な英語が求められることがあります。しかし、完璧を求めすぎるあまり、英語に対するモチベーションが下がってしまっては本末転倒です。
ましてや日常会話やビジネスレベルが目的なのであれば、大切なのは伝わる英語を話すことです。
興味深いデータを紹介します。世界に目を向けてみると、英語話者は20億人いるといわれていますが、そのうち英語が第一言語である人、いわゆるネイティブスピーカーは、わずか15%です。
私たち日本人のように、勉強をして話せるようになる人が世界の大半を占めます。
つまり完璧な英語を目指す前に、まずは85%の英語話者が使うスタンダードな英語を目指す必要があるのです。
イングリッシュブレークスルーでは、グローバルイングリッシュ=「グロービッシュ」と名付け、ネイティブにも問題なく伝わるシンプルな英語の習得をゴールとしています。
日本人に必要なマインド② とにかく話すことに重点を置こう
英語の4技能である「読む、書く、聞く、話す」の中で、話すスキルを中心にサチン・チョードリーさんは説明をします。
なぜ彼はこのイングリッシュブレークスルーの中でスピーキングに注力したのでしょうか?
それは彼のプロジェクトである「2020年までに英語人材を100万人まで増やす」というプロジェクトの理念もあるでしょう。そのほかの理由としては「英語ができるようになった!」という感覚を理解しやすいのがスピーキングだということです。
よく皆さんが口コミなどでいう「英語ができるようになりました!」というのは何を持って判断しているのでしょうか?
実は、英語ができるようになったというのは、できるようになったと「自分が思えるようになった」ということであり、すべて主観です。
言葉に完璧はないように、言語の勉強に終わりはありません。
「あっ、わたし英語使えてるじゃん!」と前向きな気持ちになることが英会話を伸ばす第一歩となります。
これはTOEICなどのテストで測る英語力とは関係ありません。
サチン・チョードリーさんの主張は、決して単語や文法を軽視するのではなく、英語を使って会話ができる「感覚を養う」ことです。
私は大丈夫。間違えても何とかなる。言いたいことは相手に伝わる。
完璧な英語は話せなくても、自分の内面にこのような気持ちがあれば、外国人と対等にコミュニケーションをすることができます。
日本人に必要なマインド③ 英会話力=英語力+心構え
英語の知識がなくして英語を話せるわけがありません。何も考えることなく英語が口から出てくると言ったことはありません。
しかし、英語を頑張って勉強したのにもかかわらず英語を話せることができない人がいます。
TOEIC900点を持っていると、英語力の証明にはなるでしょう。非ネイティブにとってはかなりのレベルです。
ここで言いたいのは、外国人とのコミュニケーションにおいて、必要なのは英語力+心構えだということです。心構えとは「話したいと思う気持ち」です。
サチン・チョードリーさんは「言葉の壁の前に、心の壁をなくしましょう」と言います。著者もまさしくその通りだと思います。
相手が外国人であろうが、緊張をする必要はありません。
目の前の相手に話したくて仕方がなければ、たとえ言葉が拙くても自分の手持ちの単語でなんとかコミュニケーションを図るでしょう。
逆に英語が流暢に話せたとしても、外国人があまり好きではなかったり、そもそも話したくないと持っていなければ話しません。これはひとえにその人の心構えが違うのです。
日本人に必要なマインド④ 英語を話している自分にワクワクしよう
英語に対する向き合い方として、やはり楽しむことが一番だということです。
外国人とコミュニケーションを取るのは楽しいですし、多くの考え方を学ぶことができます。
今まで日本の中だけで生きてると考えつかない価値観だったり、宗教や歴史など、ひいては自分の人生にまで影響を及ぼすかもしれません。
今英語が話せなくても、将来英語を使ってどんなことがしたいのか、何を成し遂げたいのかを明確にすることが必要です。
著者の個人的な経験ですが、私は学生時代にニュージーランドで過ごしたことがあります。
ホストファミリーは毎日4時に仕事を終え、5時に家族全員でご飯を食べる生活を毎日必ず送っていました。
日本以上に、ニュージーランドはワークライフバランスを大切にしているんだなと気付きました。日本の都会での生活が長かった私にとって、留学生活はすべてが真反対でした。
留学や出張、お酒でのコミュニケーションなど、英語を話す目的は人それぞれです。
その目標が少しでもワクワクできるものであれば、日々の英会話の勉強も変わってくるのではないでしょうか。
イングリッシュブレークスルーまとめ
いかがでしたでしょうか?
イングリッシュブレークスルーを組織するインド人実業家サチン・チョードリーさんは、日本人の英語嫌いを改善するために始まったプロジェクトです。
もちろん単語力や文法の勉強も必要ですが、まずは英語を楽しんで、今ある英語力でも十分なんだと思えれば、肩の力が抜けあなたらしさが出るのではないでしょうか。
この記事を読んでイングリッシュブレークスルーや、サチン・チョードリーさんに少しでも興味が湧いた人は、ぜひ公式ホームページから動画を見てみてくださいね。